にほんごぱーく NIHONGO PARK

日本語とお散歩の記録です

『悪い女 藤堂玲花、仮面の日々』を読みました

吉川英梨『悪い女 藤堂玲花、仮面の日々』を読みました。 高級住宅に住む玲花の過去と現在を行ったり来たりするお話です。壮絶な過去を持ち、それが徐々に現在と交錯していく感じです。けっこう過激ではありますが、最後は「ほお」(・o・)となる展開でした。…

『脳男[新装版]』を読みました

首藤瓜於『脳男 新装版』を読みました。 だいぶ前に映画を見ました。小説の新装版を見かけたので、読んでみました。 脳男こと、鈴木一郎の欠如した何かと獲得した能力、また現在に至るまでの様子がわかりました。映画と同じだったかどうかは思い出せませんで…

『ニューカルマ』を読みました

新庄耕『ニューカルマ』を読みました。 マルチ商法・ネットワークビジネスに手を染めていく青年のお話です。リアルな感じで結構おもしろかったです。 会員集めに苦しんで友達が離れて行ってしまうところや、集会の異様な盛り上がりなど、イメージ通りなとこ…

『拝み屋怪談 花嫁の家』を読みました

郷内心瞳『拝み屋怪談 花嫁の家』を読みました。 最初は短い話の羅列のように感じられますが、あるところから、「あれ?」となっていき、つながりが見えてきました。怖いというか、おぞましいお話でした…(・。・;)

『推し、燃ゆ』を読みました

宇佐見りん『推し、燃ゆ』を読みました。 芥川賞をとったことぐらいしか知りませんでした。 いわゆる「推し」が炎上したことにはじまり、若い主人公の人生観を垣間見る感じでした。さらさらと読める文章で、買ったその日に読み終えました。 自分がこの主人公…

『十角館の殺人〈新装改訂版〉』を読みました

綾辻行人『十角館の殺人〈新装改訂版〉』を読みました。 有名な作品ですよね。最近も平積みされていました。とあるいわくつきの島でミステリー研究会が合宿をしていて…という話です。島での話と本土での話がいい感じに交錯していくところはなかなかおもしろ…

『六人の嘘つきな大学生』を読みました

朝倉秋成『六人の嘘つきな大学生』を読みました。 就活の最終選考に残った6人。最後に出された課題に向けて皆で協力していたら、急に選考方法が変わって…。 人間を見る目っていうのでしょうか、ある一面や表面だけ見れば、悪や不純のようにも見えるものもあ…

『スワン』を読みました

呉勝浩『スワン』を読みました。 ショッピングモールで起こった事件とその真相に迫っていくお話です。 読んでからだいぶ時間がたってしまい、結末を忘れましたが、徐々に真実が見えてくるのでおもしろかったです。

『ノースライト』を読みました

横山秀夫『ノースライト』を読みました。ドラマ化してたんですね。 建築士の主人公が建てた家に住んでいる形跡がないことから話は始まります。 ブルーノ・タウトとか、ル・コルビュジエとか、建築にも興味がある方にも良いかもしれません。 ミステリーのカテ…

『双生児』を読みました

折原一『双生児』を読みました。 これまでいくつか折原一作品を読んでいますが、あいかわらずのおもしろさです! ここで詳細を話すとネタバレに繋がりかねないのでやめておきます。気になる方はあらすじを読んでください。 読みやすいのと、人物がイメージし…

『ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで』を読みました

真梨幸子『ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで 万両百貨店外商部奇譚』を読みました。 百貨店のいわゆる外商さんを中心としたお話です。 外商さんなんて無縁ですが、百貨店の裏側が見えた感じでおもしろかったです。今振り返ってこの表紙を見ると…それの…

『同姓同名』を読みました

下村敦史『同姓同名』を読みました。(といってもだいぶ前…) オオヤママサノリが犯罪を犯し、他の何の罪もないオオヤママサノリが被害を被って…というような同姓同名がゆえに起こる出来事を扱ったお話です。 登場人物みんな同じ名前ですが、外見等で区別す…

『見えない階』を読みました

鏑木蓮『見えない階 心療内科医・本宮慶太郎の事件カルテ2』を読みました。 前作はこちら。 nihongopark.net 本宮センセがテレビに出たり、京都市内に分院を開いたり、また新たな動きもありました(笑)その関係で今回の事件につながるわけですが…。 なんと…

『黒野葉月は鳥籠で眠らない』を読みました

織守きょうや『黒野葉月は鳥籠で眠らない』を読みました。(といってもだいぶ前…) 弁護士の木村さんが案件に対処しながら成長していく話です。そこそこおもしろかったです。表題作以外にも5つぐらいお話が入っています。先輩の高塚さんがいてこそなのかなと…

『教場』を読みました

長岡弘樹『教場』を読みました。ドラマは見たことがありませんでしたが…。 おもしろかった!(゚∀゚)ゾクリとするようなところもあってなかなかでした。 警察学校のお話で、担任が風間先生です。一話ずつに二人の学生が登場して、なにかが起こるパターンがなか…

『警視庁SM班2 モンスター』を読みました

富樫倫太郎『警視庁SM班II モンスター』を読みました。 SM班シリーズは続きものです。 nihongopark.net 1で登場人物のキャラクターもよくわかっていたので、2は読みやすかったです。またヤバイやつが犯人ですが、今回はそれを上回る展開にドキドキしてしま…

『出版禁止 死刑囚の歌』を読みました

長江俊和『出版禁止 死刑囚の歌』を読みました。 同シリーズ1作目の『出版禁止』はもちろん読んだことがあります。フェイク・ドキュメンタリーでおなじみの「放送禁止」シリーズの仲間のようなものです。 徐々に真実や謎が明らかになります。途中、正直新事…

『坂の上の赤い屋根』を読みました

真梨幸子『坂の上の赤い屋根』を読みました。 あらすじが説明しにくいんですね…。坂の上に赤い屋根の医院がありまして、かつてそこで殺人事件が起きました。それがきっかけです。 登場する人がほとんどが狂わされて、大変な感じがしました。(@_@;) すぐ読…

『ルビンの壺が割れた』を読みました

宿野かほる『ルビンの壺が割れた』を読みました。 フェイスブックのメッセージのやりとりで、徐々に真実が見えてくるような話です。 読みやすい語り口なので、すぐ読み終わります。帯の「大どんでん返し」というほどの驚きはわたしはなかったです。(;゚∀゚) タ…

『六機の特殊 警視庁特殊部隊』を読みました

黒崎視音『六機の特殊 警視庁特殊部隊 〈新装版〉』を読みました。 続編を読みたくて、買いました。特殊部隊の隊長としてがんばる警視のお話です。雑…(・∀・) 銃器のお話はなかなか細かくてよくわからないところもありますが、第六機動隊の雑談がおもしろか…

『失踪トロピカル』を読みました

七尾与史『失踪トロピカル』を読みました。 海外の旅行先で事件に巻き込まれて…なかなか大変ですが、妙なリアリティ。(゚A゚;)あるんだろうな~と思いながら読みました。 映画のように情景が思い浮かぶ筆致はすばらしいですが、グロいの苦手な方にはおすすめ…

『潮首岬に郭公の鳴く』を読みました

平石貴樹『潮首岬に郭公の鳴く』を読みました。 ジャケ買いならぬ表紙買い。さらに、有栖川有栖センセの帯のお言葉。 本格ミステリーですね。三姉妹の三女が帰宅せず、しばらくして遺体で発見され…次から次へと…。複雑な人間関係、結末はなかなか読みごたえ…

『女副署長』を読みました

松嶋智左『女副署長』を読みました。(読んでからだいぶ経過…) 続編が出ているので、おもしろいのかな~と思い購入。台風の襲来、警察署内での殺人事件、てんやわんやです。わかりやすく解決します。 場面転換が多く、人も多いせいか、なんとなく集中しきれ…

『我々は、みな孤独である』を読みました

貴志祐介『我々は、みな孤独である』を読みました。 探偵のところに「前世で自分を殺した犯人を探してほしい」というとんでもない依頼が来て、奔走し始めたら、なんだか前世・現世・来世がぐるぐるしていくような話でした。 (´・ω・`)SFですわ。

『いつもの朝に』を読みました

今邑彩『いつもの朝に 上』、『いつもの朝に 下』を読みました。 タイプの異なる兄と弟。あるとき、出生の秘密を知り、2人の運命が揺らぎ始めます。 途中の葛藤など、じーんとくるところもありました。(*'ω'*) 上巻は中古でしか買えなませんでした。もう増刷…

『女性秘匿捜査官・原麻希 アゲハ』を読みました

吉川英梨『アゲハ 女性秘匿捜査官・原麻希』を読みました。 読んでからだいぶ時間がたってしまいましたが…。子どもたちが誘拐されて、犯人に翻弄されつつ解決に向かうハラハラするような話でした。 続き物なので、また機会があったら読みたいです。マキちゃ…

『私の家では何も起こらない』を読みました

恩田陸『私の家では何も起こらない』を読みました。 丘の上の一軒家の話です。 前半、だれがなんのことを話しているのか、まったくわからない状態で進むので、放棄したくなりました…(@_@;)最後まで読んでも、7割ぐらいしか真相を理解できなかった気がしま…

『涙雨の季節に蒐集家は、』を読みました

太田紫織『涙雨の季節に蒐集家は、』を読みました。 『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』のアニメを見たり、小説を読んだことがあります。語りは結構好きなほうです。 簡単に言えば、葬儀屋さん、遺品整理業者の話でした。主人公が涙もろいところが特…

『ひと喰い介護』を読みました

安田依央『ひと喰い介護』を読みました。 宅配弁当でロックオンしたご老人を巧みに誘導して、持っている財産を奪ってしまう話です。 マインドコントロールのような怖い話でした。(゜o゜;)言葉巧みに人を操るのが怖いですね。最後の最後まで…。

『彼女がその名を知らない鳥たち』を読みました

沼田まほかる『彼女がその名を知らない鳥たち』を読みました。 『ユリゴコロ』がおもしろかったので作者買いです。 だからこの本がおもしろくて好きかというと、そういうことにはなりませんでした。(゜o゜;) わたしは暗く悲しいと思いました。(´・ω・`)「美し…