にほんごぱーく NIHONGO PARK

日本語とお散歩の記録です

日本語教員試験の試行試験に参加しました

日本語教員の制度が来年度から始まりますが、日本語教員試験の試行試験に参加しました。

受験の感想

時間割はこんな感じでした。内容を記憶できる余裕はわたしにはありませんでした…。( ̄▽ ̄;)

 10:00-12:00 基礎試験

 12:00-13:00 休憩

 13:15-14:00 応用試験1(聴解)

 14:45-16:45 応用試験2

全体的に日本語教育能力検定試験と同じような印象でした。わたしはノー勉強だったので、用語の理解や最新の数字でミスっているところが多いと思います…。「あれ?どっちだったけ?」みたいなことが多くて…(´・ω・`)

また、読解力や長文を読む忍耐力が必要でした。ただ、下線部の前後を把握する必要がある問題が少ないので、全文よまなくてもいいのかも?

 

基礎試験:音声、語彙、文法から、評価、在留外国人や日本語学習者、第二言語習得の内容などなど、いろいろありました。ゆっくりじっくり解いて、わからないものもあって、1時間45分ぐらいですべて埋められました。

応用試験1:聴解です。問題1は「学習者の発話を聞く」。口腔断面図でどこに違いがあるか見つけるのがしんどかったです。問題2は「教師と学習者のやりとりを聞く」。1つの会話につき2つの設問で、簡単なものも難しいものもありました。問題3は「聴解問題の扱い」みたいな内容でした。

応用試験2:日本語教師の先輩と後輩、指導者と実習生、教師と留学生、教師日記…みたいなものがありました。もちろんそれ以外の文章もありました。選択肢でどっちでもいい・どっちもいまいちというものがいくつか見られました。応用試験2は1時間15分+見直しで終わり、30分以上持て余しました。わたしは全文読んで、ちんたら解いていましたが、結構はやく鉛筆を置いている方もいました。

「日本語教育の参照枠」とか「行動中心アプローチ」とかも入っていて、よかったな~と思いました。評価のところで、正答率や標準偏差などが出てきていて、そのぐらい最低限知っておくとよいものもありました。

聴解は、対策なしには難しいと思いました。問題3は、教材分析的な視点が必要なように思いました。スクリプトを見て、授業の展開を考えたり、問題点を見つけたりするほうが役に立ちそうな…。ここでわざわざ聞いて答える必要はないかなと思いました。

今回は試行試験なので、今後どうなるのか楽しみですね。ひとまずいい経験になりました。

2023年11月現在の資格取得ルート

まだ正式決定ではないですが、23年11月現在下記のルートが示されています。

出典:登録実践研修機関及び登録日本語教員養成機関の登録手続き等の検討に関するワーキンググループ(第5回)(令和5年11月2日)

こちらは新しく資格を取る方の流れです。

資料5 登録日本語教員の資格取得に係る経過措置(案)より

こちらは現職者の経過措置です。基礎試験はほぼ不要ですが、講習と応用試験が課せられる方もいるようです。

資料5 登録日本語教員の資格取得に係る経過措置(案)より

現職者は「※1」で定義されています。わたしの場合、現職者認定されない可能性があります!そうすると、Fルートで、今回と同様の試験を受けることになりますね…。まあ、軽い勉強でなんとかなりそうですけどね。(´・ω・`)