にほんごぱーく NIHONGO PARK

日本語とお散歩の記録です

Web試験本番!

5月27日、日本時間14時からWeb試験を受けました。

試験の流れが直前までわからなかったので、詳細に書きたいと思います。ちなみに海外から受験する場合も、日時の配慮はありません。私はフランスからの受験だったので、午前7時から受験でした。(@_@)結局、寝られず、おかしなテンションで挑戦しました。

書類締切の翌週にメールでお知らせが届きました。試験のサイト、IDとパスワードが書いてありました。詳細に、OSとブラウザ、ネット環境についても書いてありました。Macは対応していないか、確認されていないようでした。一応、指示通りの設定で行いました。事前にログインができるかは確認できますが、それだけです。

試験当日。

13:30からログイン可能。ログインすると、注意事項がいろいろ書いてありました。ブラウザを誤って閉じたとしても、ゲームオーバーという恐怖。(^o^)わー、どきどき。

13:45~14:00に試験を開始します。「開始」ボタンを押して、次の画面へ移動すると始まります。60分タイマーが表示されるので早く始めても同じです。

そこにも再度、注意書きがあって…もう始まってるのに読むなんて!!このときは8問(各150字以内)でした。1ページに全問載っていて、文字数カウントもついています。ですから、時間配分は自由です。半角も句読点も1文字としてカウントされるとのこと。全部書き終わったら、一番下の「送信」をクリックして終了。もしくは、時間切れで終了、のようです。

見た目は何の変哲もない単純な作りのページでした。問題や自分の答えをコピペできそうでしたが、「他のソフトは開かないで」と書いてあって、何かあったら死活問題なので、メモ帳も開くのをやめました。

まあ、各問題をコピペするほど時間がなかったんですが…。カメラを引っ張りだして、撮影しました(笑)焦るほどではなかったですが、結局、音読して読み返しているうちに残り5分。写真を撮って、残り1分。そして、「送信」をクリックしました。タイムオーバーで閉じられるほうが、なんか不安。(^_^;)さてさて、どんな問題が出たか、ご紹介します。

<24年度春募集 青年海外協力隊:日本語教師 Web試験>

1. 「…らしい」「…ようだ」「…みたいだ」「…そうだ」は、日本語の代表的な”様態”・”推量”表現だが、外国人の書いた、(目の前の友人が食べている料理を見ながら)「それ、おいしいみたいですね。」という分が不適切なのはどうしてか、わかりやすく説明しなさい。

予想が当たりました。「推量」か「条件」は出ると思っていました。ただ、読み返してみて、もっと指摘するところがあったなーと感じました。

2. 初級の外国人日本語学習者が、ビンなどを数えるときの「1本」「2本」「3本」の「本」の発音のし方が違うので難しい、と訴えた。あなたはどのように対処するか説明しなさい。

助数詞は上級者にも、初級者にも教えたことがあって、皆苦労していて、私も整理方法をいろいろ考えたことがありました。私なりの教え方を書きました。「整理する→覚える→応用する」

3. 青年海外協力隊には多くの国からさまざまな要請がある。地理的・文化的に日本から遠い、日本語学習が進学や就職・昇進などに直接役立つことのない途上国からも要請があり、日本語教師隊員の派遣が行われる。そのような場合の協力活動の意味について述べなさい。

これは、絶対出ると思っていたので、準備は万全でした。サイトにも載っていましたし、他のブログでも何度も見かけました。これはいつになってもつきまとう意識すべきことですね。(´∀`)

4. 日本の海外への日本語教育支援における位置づけと、協力隊の日本語教師に期待される活動について、”事業仕分け”などに触れつつ説明しなさい。

「ヒー!」と思った問題です。ここで聞かれるとは思わなかったです。日本の状況と海外支援の関わり…この活動が税金の一部であるからですね。協力隊員としてはうまく説明できないと、自分の存在意義が示せません。国民に理解されなければ、金食い虫と言われかねませんよね。(´-ω-`)

5. 初級の外国人日本語学習者から、「兄は日本語を勉強しました。」の「を」は別に疑問を感じないが、「兄は日本の大学を卒業しました。」の「を」は理解しにくいという訴えがあった。あなたはどのように対処するか説明しなさい。

これは、整理できていたので、難しくなかったです。授業で自分がうまく説明できなかったからですが(笑)どう対処するかなので、説明口調で書けるのはよかった…。

6. 海外で日本語を学んでいる外国人の青年から、今日、日本人の青年の多くが大切にしている価値は何か、と質問された。それに対するあなたの答え方について説明しなさい。

これも過去問にあって、「何を意図するんですかね、この問題」と、同僚の先生と話していたので、イメージだけはしてありました。そのときは「価値」の内容を話していたんですが、求められているのは「答え方」だったので、内容は書かず…。

7. 日本の学校教育で「形容動詞」と呼ばれる「きれいだ」「健康だ」などは、日本語教育では、a.「ナ形容詞」と呼んだり、b.「adjectival noun」と呼んだりすることがあるが、a.b.それぞれはなぜそのような名称で呼ばれるのか、説明しなさい。

「へー、こういうタイプも出るのか」と思った問題でした。でも、どちらかというと、こういうほうが好きです。(^^)

8.学歴や職歴の欄に記すもの以外で今まであなたがとくに時間やエネルギーを使った活動をあげ、それが青年海外協力隊の日本語教師をするうえで直接的・間接的にどのように役立つと思うか説明しなさい。

3. と同様、出ると思っていた問題です。でも、厳しいですね…。「学歴や職歴」に書いたこと以外というのは。なので、応募用紙を書くときは、「自己PR」に書きすぎると損…?1つ残しておかねばなりませんよ…(・ω・` )

私としては、わりと好きな「音声」と、結構準備していた「文字」の問題が出なかったのが残念。(音声と助数詞はセットで出た感じもありますが…)

前日に「150文字に収める練習」をしました。文字数をカウントしながらやってみると、「あれ、もう150字なの?!」と気づきます。思いのほか、短い。だから、あんまり書けないんですよね~。(´・ω・`)

これから受験する方々のお役に立てばと思います。(^^)私もいくつかのブログのお世話になりましたので…。