『毎日の聞きとり50日 上 新装版』と『毎日の聞きとり50日 下 新装版』の上下巻です。
1つの課が見開き1ページで50課で構成されています。「基本練習」「会話を聞きましょう」「書きましょう(ディクテーション)」という段階を踏んだ聴解練習ができます。『みんなの日本語 聴解タスク』より少し難しい気もしますが、問題のタイプが違うからですね。文型だけにこだわらず、分からない表現も含まれているところが、聴解力の養成につながると思います。
難点は「会話を聞きましょう」のところで、「もう一度聞きましょう」など指示文と会話文がごちゃごちゃして、学習者に聞かせる際には指示をしっかり与えないとわかりにくくなるところです。また、文末補充で、すぐあとに答えが出てしまうものがあるところです。答えはあとでまとめて確認したい場合、音声自体の修正が必要になりますね。