にほんごぱーく NIHONGO PARK

日本語とお散歩の記録です

仕事の「因数分解」

ここ数年、会社で働いていますが、たまーに「え!なにそのビジネス用語!」というのが聞こえてきます。最近、2~3回聞いた表現が…

因数分解! Σ(ಠ_ಠ)

数学の話ではなく、仕事のやり方・進め方について話している場面で使われていました。まず、辞書で調べてみましたが、この使い方は載っていませんでした。

いんすうぶんかい【因数分解】

整数または整式を因数の積の形に書き表すこと。⇔展開

大辞林4版 

文脈ははっきり覚えていませんが、「あるプロジェクト/目標を因数分解する」というふうに使われていました。なんとなく、「対象を細かく分ける/ばらす」みたいな意味かな~と思いました。

「因数分解 ビジネス」で検索すると、ビジネス界隈では使われている表現なのだとわかりました。漠然としたこと・一言で言えることの構成要素を因数として、掛け算の形で表すことのようです。

「売上を上げる」とポンッと一言で表すことはできるけれど、「売上」って何から成るの?と考えると、「お客さんあたりの単価」とか「お客さんの数」とか、そういう要素があることに気が付きます。そういう細かいところを見て、「上げる」のをどうするのか考えていくわけです。どうするか考える前に、「因数分解」をするのでしょう。

 

「因数分解」以外で、初めて出会った表現は思ったのは…

ジャストアイデア! (゜o゜;)

「今思いついたんですけど」ということです。

ガッチャンコ! (゜o゜;)

「組み合わせる」ということです。文脈から、わかりますけどね…。

 

そんな用例をまとめた本があります。

糸井重里監修『オトナ語の謎。』(新潮文庫)です。これを読んでいたとき、会社で使用場面に遭遇することがありました。(゚∀゚)うひゃ~使ってる~!

ほぼ言い換えができるので、わざわざ使わなくてもいいと思います。わからない用語があったら、索引から調べられるので、この本は便利です。(正確な意味説明ではなく、用例から説明しているだけです)

本を読み返して、また一つ思い出しました。これは全然わかりませんでした。

ポンチ絵

えー…(゜o゜;)フルーツポンチ?