にほんごぱーく NIHONGO PARK

日本語とお散歩の記録です

「日本語教育の参照枠」を読もう

目を通したことはありましたが、令和6年以降、特に日本語教育の核になってくると思う「日本語教育の参照枠」を改めて読んでいます。

日本語教育の参照枠とは

詳しくは資料を見るのがいちばんです!( ̄▽ ̄)まとめません…が、一応引用を載せておきます!

「日本語教育の参照枠」とは、日本語の習得段階に応じて、求められる日本語教育の内容及び方法を明らかにし、外国人等が適切な日本語教育を継続的に受けられるようにするための、日本語教育に関わる全ての人が参照できる、日本語学習、教授、評価のための枠組みである。

(日本語教育の参照枠 報告 p.9)

わたしはみんな(学習者、教師、学習者に関わる人々、その他…)の共通認識だと思っています。

文化庁の資料

文化庁の日本語教育のページの「「日本語教育の参照枠」について」というところにまとまっています。

まずこれを読んでおくのがよいですね。( ˘ω˘)とてもボリューミー…

「日本語教育の参照枠」を活用した教育モデル開発事業

上記の参照枠を活用した教育モデル開発事業が、現在行われています。この事業の目的は下記のとおりです。

生活・留学・就労等の分野におけるレベル別のカリキュラムやシラバス、評価の方法、教材等開発及び選定、教師研修等のモデル開発及びその成果公開のための教育活動を支援することにより、日本語教育の水準の向上を図ることを目的とする。

「日本語教育の参照枠」を活用した教育モデル開発事業

就労分野については、今年12月に成果報告会がありました。「参照枠」は抽象度が高い(=汎用的なもの)だと思いますが、教育モデルのほうはより具体的になってくるのではないかと思います。

「活用のための手引」はまだきちんと読めていませんが、現場としては具体的なほうが落とし込みやすいですね。もちろん、学習者は多種多様なので、各機関で考えなければならないこともあるでしょう。

「日本語教育の参照枠」補遺版

現在は、「日本語教育の参照枠」補遺版の検討に関するワーキンググループが行われているので、そのうち、新しいものが出そうです。その際にはこちらにも追記したいと思います。

 

改めて見直していますが、この間の試行試験で問われていたものが、「参照枠 報告」にも載っていました。先に読んでおけばよかった…(笑)抽象的なところはありますが、わかりやすい言葉で書いてあります。能力記述文は別に覚えなくてもいいと思いますが、どういう観点で作られているのかなどは目を通しておきたいですね。