にほんごぱーく NIHONGO PARK

日本語とお散歩の記録です

『できる人の教え方』

できる人の教え方

できる人の教え方』を読みました。教師だけでなく、部下を育てる人などにもとても役立つ本です。

わたしも教師の端くれですが、すべての内容に頷けました。また、後輩の先生の指導にあたっていることもあり、その先生の問題点に改めて気づきました。初心者が陥りがちな、「教えすぎ」や「間違えたときの対処」などは、非常によかったです。

わたしと同じく授業内に「笑い」を持ち込む考えがありました。( ̄▽ ̄)もちろん笑っていれば、良い授業ではないので、そこは配分の問題ですね。

この本を読んで、反省しないといけないと思ったのは、

学習方法の指導については、『そんなこと、自分で考えろよ』は通用しない(p.153)

です。(^o^;)これ、よく思っちゃうんですよね…。「どの本をやるのか」とか、「毎日どのくらいやるか」とか、具体的に示したほうがいいという話です。

自分自身が、自分にあった勉強法を取捨選択できて、押し付けられるようなものが好みじゃないから、そういう思考になってしまうんだと思います。ですが、自分は自分で、学習者は学習者ですよね。自分で決められる人はいいですけど、決められない人に「自分で考えてください」というのは非情ですね。気をつけたいところです。

あと、「距離感」や「信頼関係」なんかも、安河内先生のおっしゃる通りです。(^o^)1年ぐらい教えた経験があって、これを読むと、スッと理解でき、内省もしやすいと思います。