古野まほろ『新任刑事(上)』『新任刑事(下)』を読みました。
時効間近の指名手配犯検挙に向けて動くお話でした。上巻ラストのドキドキする展開は面白かったです!(゚∀゚)
下巻の放火事件からの違和感がずっと漂い続け、最後に「客観的証拠」でおとす。
新任刑事はなかなかに切れ者でしたね。(ネタバレかな?)
新任シリーズは、こちらもあります。シリーズと言っても、あとがきにも書いてありましたが、登場人物に関連性はなく、どれから読んでも特に違和感はありません。舞台となる架空の県警は同じです。結構長いシリーズになっていると、途中から読みづらいと思うことはありますね。姫川玲子とか…(^_^;)ストロベリーナイトはもうドラマと映画で満足しちゃってますけど…。
同じフレーズが出てくるので、根底に流れているものが同じだと感じました。「見取り稽古」「早飯、早グソ」…。
今回調べた言葉です。
名花 めいか
1) すぐれて美しい花。名高い花。
2)美女のたとえ。
大辞林 4版
指名手配犯の美彌子のたとえとして使われていました。
あとは「だのに。」と急に出てきて、びっくりしました。
だのに (接続)
にもかかわらず。それなのに。それだのに。
「親切にしてやった。―裏切られた」
大辞林 4版
耳慣れなかっただけですが…。方言かと思ってしまいました。(^_^;)