【料理をするのが嫌いなわけではない】
在宅勤務になってから、通勤時間が減った分、料理をする機会も増えた。
通勤していた頃は、帰宅するのが遅かったため、簡単な食事を作って済ませていた。パスタを茹でてソースをかけるぐらいのものだ。必然的に炭水化物ばかり摂取することになる。栄養面で心配だと感じていた。
料理をする時間ができたので、いろいろ食材を買ってくるようになった。しかし、なんとなくやる気が起きない。野菜を切ったり、肉と野菜を炒めたり…。嫌でやっているわけではないが、料理が楽しいとは到底思えなかった。
料理の中でも最も重要な味付け。ここを考えたり、調整したりすることが億劫だということに気づいた。
今はどこのスーパーにも、味付けをするためのソース類が幅広く売られている。いろいろな調味料を揃えなくても、本格的な料理の味に近づけることができる。こういったものは考えなくていいので、わたしのような人にとっては、とてもありがたいものだ。これらの商品が、料理を面倒くさいと考える人が料理をするハードルを下げてくれているのだと思う。
炭水化物だけ食べる生活から、一歩抜け出せたと思う。しかし、悩みはつきないもので、そういった味付け商品は、比較的味が濃い気がする。使い続けることで健康面に影響があるかもしれない。
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フィクションです。(522文字)
中級レベルから読めると思います。想像はしやすいかと。
「料理をする?」といういつの時代もありがちな話題で前作業で行うといいでしょう。日々の食生活や栄養面など、身近なので色々引き出せそうです。また、タイトルから、何が言いたいのか想像してもらうのも良いですね。
実際読む際には、省略と指示語があるので、補いながら確認したいところです。
後作業は、「好きではないけれど、しなければならないことをどう楽しくやるか」を話したら、面白そうです。だれしも「楽な方法」は知りたいような…(^o^)
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またネタがあったら、短い読み物をアップしていきたいと思います。(^o^)