澤村伊智『予言の島』を読みました。
澤村作品の『ぼぎわんが、来る』は結構楽しく読めたホラーでした。比嘉姉妹シリーズは、その後読んでいません…。別のお話ということでしたので、買ってみました。
帯に「初読はミステリ、二度目はホラー。」と書いてあったので、叙述トリックかな~と思いながら読みました。
霊能者の予言の日に島を訪れる面々。予言ではその日人が6人死ぬと言われています。島で一体何が起こるのか、本当に予言のとおりになるのか、というお話です。
読んでいる最中に違和感みたいなものはありました。ただ、それがどういうことなのか説明できずに最後に至りました。(;゚∀゚)ひえっ。最後まで読めばわかります。
あまり叙述トリックだと前のめりにならず、素直に読めば、わたしのように気づかないでしょうね。(笑)
以下ネタバレ要素が含まれます。
1つは宗作の言葉遣い。精神的に参っていることと上手いこと絡み合っていましたね。ただ、それが結構長いこと続いていて、なんかおかしいなーと思いました。
もう1つは、地の文。誰の視点なのかわかりにくい箇所が多数。読みにくいな~と思いました。ここもポイントの1つと言えました。また、発言内容も「急にキャラの性格変わったのか?!」と思うところもありました。
こういうのは「そうだったのか~」という、だまされてナンボなところはありますよね。( ̄▽ ̄)