にほんごぱーく NIHONGO PARK

日本語とお散歩の記録です

『リラ荘殺人事件』を読みました

リラ荘殺人事件 (角川文庫)

鮎川哲也『リラ荘殺人事件』を読みました。

1957年頃に初出の推理小説です。芸大生7人がリラ荘に行き、そこで連続殺人事件が起きるお話です。最後に唐突に星影龍三が登場して、サクッと事件解決!というのが、探偵が美味しいところだけ持っていった感じがしました(笑)。二条義房ってなんだったんだろう…。

きれいに解決編を述べてくれます。1つだけ唖然としたトリックがありました…。(・o・)肌の白さって…。もう一回読み返して、犯人がどんな行動をとっていたか、検証してみるのもいいなと思いました。

前半はいいですが、途中、疲れてしまいました。口調や表現が古いのもあるかもしれませんね。でも、映画になったら面白そうです。唖然としたトリックがあるから、できないか…。