にほんごぱーく NIHONGO PARK

日本語とお散歩の記録です

『暗黒残酷監獄』を読みました

暗黒残酷監獄 (光文社文庫)

城戸喜由『暗黒残酷監獄』を読みました。

わたしは読んでいて、とても楽しかったです。( ̄▽ ̄)

三兄弟の兄は自殺で亡くなり、姉は殺され、残った弟の椿太郎(ちゅんたろう)は友達のいない高校生。姉の死の真相を探るなかで、家族、姉の友人、編集者、同級生、人妻と絡んで行きます。言葉のやり取りが奇異な感じで、そういう感じが良かったです。全体的に変な人が多いです(笑)

たぶんこのやりとりに苛立ちを感じる人には向かないと思いますけどね。

家族に始まり、家族に終わるお話でした。「父親」が…なかなかです!