わたしは大学で日本語教育を学びました。おそらく主専攻と呼ばれるところだです。(あいまいなのは主専攻と言われた記憶がないからです…(゜o゜;))
日本語教師になりたいと思ったのは高校2年生のころです。それまでは音楽関係の仕事に興味が向いていましたが、親から止められてやめました。それから、日本語教師を考えるようになって、北関東のT大を志望校にしました。ほかにもいろいろ日本語教師養成系の学部はあったと思いますが、わりと早い段階で決めていました。
高校時代は、1人美術部員で積極性も何もなく、のんびりしていました。ときどき他のところに顔を出したり、とりあえず勉強しておくかという感じでした。美術室の隣が図書室だったので、煮詰まったら図書室に行って、清水義範の『バールのようなもの』とか、ヒエログリフの書き方とか、そういうのを借りていました(言葉関連で言えば)。ちゃんと読んだかというと微妙です…。
なぜ日本語教師になりたいと思ったか。( ̄▽ ̄)?
これは、働き始めてからもいろいろな人に尋ねられました。わたしは他人の働く理由に全然興味がないんですが、みなさま知りたがります。今まで適当に「外国人と文通していて言語交換をしていたから、それきっかけですね~」と適当にそれっぽいことを伝えていました。
本心では…覚えちゃいないんだよ…(;゚∀゚)と思っていました。
何人かと文通をしていて、簡単なレベルの言語交換をしていたのは事実です。でも、それと日本語教師がどうも結びつかないわけです…。教科で言うと、数学がいちばん得意でしたし…。
ずっと適当なことを言うのもよくないので、記憶の断片を集めて、ここに書いておこうと思います。
文法(国語文法)が好きでした。これは中学生のときからですが、品詞・文節などの概念を知って、パーツの存在がおもしろいと思ったのでしょう。高校で古典文法、現代語の文法を見たりするのも好きだったので、これも1つのきっかけでしょう。内容より言語構造が好きだったと思います。…マニアックだ( ̄▽ ̄)
また、家に国立国語研究所の『新ことばシリーズ15 日本語を外から眺める』という本がありました。父が本棚に置いたのを勝手に拝借したのか、わたしに薦めてきたのか定かではありません。さらに、2002年頃、金田一春彦の『日本語を反省してみませんか』、柴田武の『その日本語通じていますか』などの、新書が出て買いましたね、そういえば。当時、「日本語って何?」みたいな本がわりと出ていて、それを買って読んでいました。
(上記の本は絶版です。)
外国人との接触という点で言えば、文通も含め、異文化に興味を持っていたころでもありました。単なる興味です。「へ~そういう習慣があるのね」というレベルです。もっといろいろ知りたいな、と思っていました。
だんだん思い出してきました…。そんなわけで、日本語や文化について、大学で学ぶのはおもしろそうだなと思ったわけですが、それで将来どうなるのか…。仕事につなげたいわけです。
ヽ(゚∀゚)ノ え?日本語教師?!
日本語も勉強できる、いろんな文化も知ることができる、仕事にもなる!一石何鳥かわかりませんが、これが良さそうだなと思いました。…おしまい!
記憶は自分の都合の良いように書き換えられるものなので、単なる辻褄合わせかもしれません…。「日本語への純然たる興味&仕事に結びつけた」ということがわかりました。(^o^)
先に書いた国研の『日本語を外から眺める』というのが、わたしにはいい影響を与えてくれた本だと思います。久しぶりに見直しましたが日本語の文字の種類とか、何が外国人にとって難しいのかも書いてありました。
純粋なきっかけはコレですが、それが即仕事になるわけでもなく、その後、だいぶ迷走しました。それはまた次回書きます。