にほんごぱーく NIHONGO PARK

日本語の教え方・授業アイデア・日本語教師の戯れ…(^o^)

『日本語教師の成長と自己研修』

日本語教師の成長と自己研修―新たな教師研修ストラテジーの可能性をめざして』を読みました。といっても、全部ではありません。

日本語教師向けの研修を考える仕事があり、そのまえに教師向けの研修がどういうものか、研修後にどうなることが大事なのかというのを知る必要がありました。そのための1冊に選びました。

それ以前に、職場内の勉強会は自分が講師役でやったことはありました。経験ゼロでもないですが、教師研修は理論的にどう言われているか、研修をどういう位置づけのものにするか、考えるためにこちらの本は役に立ちました。

 

当初、職場で仕事のために読んで「自己研修型教師」や「研修モデル」のタイプなどを参考にしていました。が、「自己研修のストラテジー」を読んで、打ちのめされたので自分用に購入しました。(笑)

教師になったばかりのころから、ベテランに至るまでの成長過程の心得(本文中では「ストラテジー」)が書いてあります。とはいえ、段階が順当に進むわけではないので、行ったり来たり、飛び越えたりもアリです。

 

ちょうど研修を考えていたこともあり、p.128の「「たまには明日の授業のために役立たなくてもいいじゃないか」のストラテジー」がいいと思いました。学んだことをすぐに活かしたいのは心情としてわかりますが、そうではなくてもいいわけです。(研修を実施する側としては、いつかは役に立つと想定できないものはダメですけどね…)

セミナーや研修に参加することもそうですが、専門書を読んでみるのも、非常に意味があることだと思います。わたしは本に何が書いてあったかすぐ忘れますが、読んだこと(得た知識)は血となり肉となるという実感はあります。一見関係ないことが、あるとき急にリンクして、役に立ちます。(^o^)

 

あと、p.133の「「面従腹背」のストラテジー」も、最近の自分の仕事と関連がありました。自分だけでどうにもできない部分とどう関わっていくかというところです。組織内にとどまらず、行政、地域社会、クライアントなどなど…。交渉や歩み寄りをする力が必要になってきます。1人で対処するわけではないですが、誰かを説得したり、求められた問いにこたえたり、説明責任を果たしたりしなければならないことがあります。(もはや日本語教師なの?という感じ)

ある意味、そういうときに日本語教育外の人や組織を動かせるのではないかと最近は思っています。ただ、まだその力はわたしには十分ありません…(・_・;)これからです。

 

なかなか厚みのある本ですが、だいたいのことを経験した教師が読むと、刺さると思います(笑)